非弁活動(「アヴァンス法務事務所」と「特上カバチ」)
非弁活動について、気になるニュースを2つ。
まず1つめは「アヴァンス法務事務所」。
↓↓↓↓↓ ここから ニュース ↓↓↓↓↓
アヴァンスを非弁活動で告発=無資格職員が債務交渉か−大阪弁護士会
テレビCMなどで宣伝している司法書士事務所「アヴァンス法務事務所」(大阪市中央区)が、依頼者の債務整理の交渉を無資格の事務員にさせた疑いがあるとして、大阪弁護士会が弁護士法違反(非弁活動)容疑で大阪府警に告発したことが8日、分かった。
弁護士会によると、告発対象は事務所の運営法人「アヴァンス・リーガルサービス・グループ」のほか、代表と副代表の司法書士、事務員3人。
事務員は、約380万円の多重債務を抱えた大阪市の女性の依頼を受け、2007年12月〜08年6月、資格のある司法書士の名義を使って消費者金融業者と交渉。借金を減額する示談書を作成し、報酬として約33万円を受領したという。
女性は減額後も借金を払えず、親族が日本司法支援センター(法テラス)に訴えて発覚した。弁護士会の調査では、ほかにも2人の男女が債務整理を受け、報酬を支払ったという。(2010/04/08-15:25)
時事ドットコム:アヴァンスを非弁活動で告発=無資格職員が債務交渉か−大阪弁護士会
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010040800576
↑↑↑↑↑ ここまで ニュース ↑↑↑↑↑
私自身は、本件に限らず、無資格者の非弁活動については、
「適正な報酬で、キチンと仕事をしてくれれば、誰がやってもOK」
という考え方です(誤解を生みそうな表現ですが(笑))。
でも、 事務員が司法書士の名義を使うのは完全にアウトだと思います。
(成りすましはダメです。それは「詐欺(詐称)」ですから。)
むしろ気になるのは、案件を抱え込みすぎて、処理ができなること。
まぁ、それが回りまわって、
無資格者(事務員)の非弁活動に繋がるワケですが...。
現在も「過払金バブル」で、多くの事務所が、
派手なCM合戦で顧客を奪い合っています。
それは、
「専門家が身近になった」という点では、評価できますが、
専門家に免疫が無い人が2次被害にあうというトラブルも起きています。
無知な人を捕まえて、
高額な報酬をぶん取る(または、キチンと仕事をしない)専門家は、
「やめてしまえ!」と言いたいです。
あと、 「司法書士会」の自浄効果にも期待したいところですが、
多分、ダメだと思います...。
そういった意味では、
「少しでも、本件で「抑制」が利けばいいなぁ〜」と思います。
また、 本件は、大阪弁護士会が大阪府警に告発していますが、
いわゆる「縄張り争い」の1つでは?と思うのは、考えすぎ?
(「弁護士」が「司法書士」を叩きにいったかな?と。)
非弁活動については、
「キチンとした人に対応してもらいたい」ので、
無資格者に対しては、厳正に対処するべきだと思っていますが、
反面、弁護士だけの「特権」を守りすぎるのも如何なものかと。
完全に矛盾していますが(笑)、
ある意味「閉鎖的な世界」を象徴しているなぁ〜と。
(ひねくれ過ぎですかねぇ...。)
次に2つめは「特上カバチ!!」。
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「特上カバチ!!」に大阪弁護士会が抗議
TBS系ドラマ「特上カバチ!!」で、行政書士が示談交渉をするなど弁護士違反(非弁活動)を助長する内容があったとして、大阪弁護士会が先月30日付で制作したTBSに抗議文書を送付し、DVD販売や再放送の自粛を要望していたことが9日、分かった。
大阪弁護士会は「あくまで書面作成のみ行う行政書士が、示談交渉をするなど行政書士に許された業務内容を明らかに超えた法律相談シーンが頻繁にあった」と指摘。
TBS広報部は「個別の抗議やそれに基づく対応についてはコメントできない」とした上で「せりふや設定、また番組ホームページでも行政書士や弁護士の仕事の区分は十分説明しており、誤解を招く内容ではない。あくまでドラマ(フィクション)であることを理解してほしい」と説明した。
「特上カバチ!!」に大阪弁護士会が抗議 - 芸能ニュース nikkansports.com
http://www.nikkansports.com/
entertainment/news/f-et-tp0-20100409-616282.html
↑↑↑↑↑ ここまで ニュース ↑↑↑↑↑
確かに、
行政書士の範疇を超えた業務内容もあったかもしれませんが、
「法律を身近に感じる」という点では、評価できると思います。
まぁ、あくまでも、ドラマなので、
「ちっちゃいこと事は気にするな!それ!わかちこわかちこ!」
(by ゆってぃー)って感じでしょうか(笑)。
「弁護士」と「行政書士」(と「司法書士」)では、
扱える内容も全然違うワケですが、
ぶっちゃけた話、一般人には、その違いは分からないかと。
それぞれのテリトリーがあるのは分かりますが、
利用者からすれば、頼りにしているのに、
「これ以上は、私(行政書士)では、どうしようもできません」
なんて言われたら、ショックだと思います。
もちろん、事前に、できる事とできない事を、
キチンと説明をしておくべきだとは思いますが、
話の流れ(不可抗力)で仕方なくという事もあると思います。
(俗に言う「乗りかかった船」状態ですね。)
まぁ、厳密に言えば、行政書士の範疇を超えた場合には、
任せられる人(例えば弁護士とか)に引き継ぐのが、
ベターだとは思うのですが、そこでドライに割り切れる人よりも、
「どうにか頑張ってくれる人」の方が、個人的には好きです。
(良し悪しは別として...。)
いい意味で「柔軟性」も必要だと思いますが...。
まず1つめは「アヴァンス法務事務所」。
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アヴァンスを非弁活動で告発=無資格職員が債務交渉か−大阪弁護士会
テレビCMなどで宣伝している司法書士事務所「アヴァンス法務事務所」(大阪市中央区)が、依頼者の債務整理の交渉を無資格の事務員にさせた疑いがあるとして、大阪弁護士会が弁護士法違反(非弁活動)容疑で大阪府警に告発したことが8日、分かった。
弁護士会によると、告発対象は事務所の運営法人「アヴァンス・リーガルサービス・グループ」のほか、代表と副代表の司法書士、事務員3人。
事務員は、約380万円の多重債務を抱えた大阪市の女性の依頼を受け、2007年12月〜08年6月、資格のある司法書士の名義を使って消費者金融業者と交渉。借金を減額する示談書を作成し、報酬として約33万円を受領したという。
女性は減額後も借金を払えず、親族が日本司法支援センター(法テラス)に訴えて発覚した。弁護士会の調査では、ほかにも2人の男女が債務整理を受け、報酬を支払ったという。(2010/04/08-15:25)
時事ドットコム:アヴァンスを非弁活動で告発=無資格職員が債務交渉か−大阪弁護士会
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010040800576
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私自身は、本件に限らず、無資格者の非弁活動については、
「適正な報酬で、キチンと仕事をしてくれれば、誰がやってもOK」
という考え方です(誤解を生みそうな表現ですが(笑))。
でも、 事務員が司法書士の名義を使うのは完全にアウトだと思います。
(成りすましはダメです。それは「詐欺(詐称)」ですから。)
むしろ気になるのは、案件を抱え込みすぎて、処理ができなること。
まぁ、それが回りまわって、
無資格者(事務員)の非弁活動に繋がるワケですが...。
現在も「過払金バブル」で、多くの事務所が、
派手なCM合戦で顧客を奪い合っています。
それは、
「専門家が身近になった」という点では、評価できますが、
専門家に免疫が無い人が2次被害にあうというトラブルも起きています。
無知な人を捕まえて、
高額な報酬をぶん取る(または、キチンと仕事をしない)専門家は、
「やめてしまえ!」と言いたいです。
あと、 「司法書士会」の自浄効果にも期待したいところですが、
多分、ダメだと思います...。
そういった意味では、
「少しでも、本件で「抑制」が利けばいいなぁ〜」と思います。
また、 本件は、大阪弁護士会が大阪府警に告発していますが、
いわゆる「縄張り争い」の1つでは?と思うのは、考えすぎ?
(「弁護士」が「司法書士」を叩きにいったかな?と。)
非弁活動については、
「キチンとした人に対応してもらいたい」ので、
無資格者に対しては、厳正に対処するべきだと思っていますが、
反面、弁護士だけの「特権」を守りすぎるのも如何なものかと。
完全に矛盾していますが(笑)、
ある意味「閉鎖的な世界」を象徴しているなぁ〜と。
(ひねくれ過ぎですかねぇ...。)
次に2つめは「特上カバチ!!」。
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「特上カバチ!!」に大阪弁護士会が抗議
TBS系ドラマ「特上カバチ!!」で、行政書士が示談交渉をするなど弁護士違反(非弁活動)を助長する内容があったとして、大阪弁護士会が先月30日付で制作したTBSに抗議文書を送付し、DVD販売や再放送の自粛を要望していたことが9日、分かった。
大阪弁護士会は「あくまで書面作成のみ行う行政書士が、示談交渉をするなど行政書士に許された業務内容を明らかに超えた法律相談シーンが頻繁にあった」と指摘。
TBS広報部は「個別の抗議やそれに基づく対応についてはコメントできない」とした上で「せりふや設定、また番組ホームページでも行政書士や弁護士の仕事の区分は十分説明しており、誤解を招く内容ではない。あくまでドラマ(フィクション)であることを理解してほしい」と説明した。
「特上カバチ!!」に大阪弁護士会が抗議 - 芸能ニュース nikkansports.com
http://www.nikkansports.com/
entertainment/news/f-et-tp0-20100409-616282.html
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確かに、
行政書士の範疇を超えた業務内容もあったかもしれませんが、
「法律を身近に感じる」という点では、評価できると思います。
まぁ、あくまでも、ドラマなので、
「ちっちゃいこと事は気にするな!それ!わかちこわかちこ!」
(by ゆってぃー)って感じでしょうか(笑)。
「弁護士」と「行政書士」(と「司法書士」)では、
扱える内容も全然違うワケですが、
ぶっちゃけた話、一般人には、その違いは分からないかと。
それぞれのテリトリーがあるのは分かりますが、
利用者からすれば、頼りにしているのに、
「これ以上は、私(行政書士)では、どうしようもできません」
なんて言われたら、ショックだと思います。
もちろん、事前に、できる事とできない事を、
キチンと説明をしておくべきだとは思いますが、
話の流れ(不可抗力)で仕方なくという事もあると思います。
(俗に言う「乗りかかった船」状態ですね。)
まぁ、厳密に言えば、行政書士の範疇を超えた場合には、
任せられる人(例えば弁護士とか)に引き継ぐのが、
ベターだとは思うのですが、そこでドライに割り切れる人よりも、
「どうにか頑張ってくれる人」の方が、個人的には好きです。
(良し悪しは別として...。)
いい意味で「柔軟性」も必要だと思いますが...。
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